こんにちは。こつぶ音楽院です。
楽譜を書く時には、5本の線の上に様々な記号や音符、休符などを書いていきます。
今では文房具店などで気軽に買える五線紙ですが、昔、印刷が普及する前の時代には、作曲家が自ら紙に五線を引いて楽譜を書いていました。
バッハ(J.S.Bach 1685 -1750 ドイツ)の時代には、ラストラールという、五線を書くための先が5つになったフォークのような形状のペンがあったそうです。

バッハの自筆譜を見ると、時折、ページの余白にも五線を付け足して紙を節約していた跡が見られます。
紙が貴重な時代でしたので、自在に五線を書き込めるラストラールはバッハも重宝していたのではないでしょうか。